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インドネシアに滞在しております森林政策学研究室の藤原です。 本日は派遣先のガジャマダ大学について紹介させて頂きます。 ガジャマダ大学は、首都ジャカルタから飛行機で約1時間のジョグジャカルタ特別州に位置し、18学部から構成される総合大学で、インドネシアで最も歴史のある国立大学(1949年設立)です。通常インドネシアではUniversitas Gadjah Madaの頭文字をとってUGM(ウーゲーエム)と呼ばれます。 九州大学とは2005年に学術・学生交流協定が締結され、「Hi-link project(2006~2009)」(英語・インドネシア語)や「P&P:アジアにおけるコミュニティを基礎とした持続的地域資源管理の条件解明と国際貢献(2010~2012)」等を通じて交流が図られてきました。九州大学のブランチオフィスもガジャマダ大学構内に設立されています。 今週は、UGM Research Week(オープンキャンパス)が開催されており、各々の学部や研究センターの展示がなされていました。説明にあたっている学生(多くは学部2~3年生)は、どの学生も自分の学科のことや取り組んでいる研究内容について熱心に楽しそうに話してくれました。写真は、上記プロジェクト等を通じて九州大学と関連が深い学部です。 森林学部 工学部地質学科 畜産学部 歯学部 日本研究センターの展示もありました。こちらの学生は全員が日本語や文化に興味がある一方で、普段は違う学科で学んでいるということでした。合気道の格好をしている学生は物理学を専攻しているとのことです。皆さんの日本語はとても上手で、日本が好きなインドネシア学生が多くいることを嬉しく思います。今後、日本・インドネシアの両国関係が更に発展していくことを願っています。 森林学部は、造林・森林保全・森林管理・木質科学の4つの部門からなり、これまで森林科学分野の研究者や林業省関係者などの多くの人材を輩出しています。 受け入れ先のコミュニティ林業研究センター(Pusat Kajian Hutan Rakyat)は、学部内に創設されたコミュニティ林業に関する総合的な研究センターです。博士課程では、交換留学並びにフィールド調査を通じて同研究センターに約2年半滞在させて頂き、今回の派遣でもお世話になっております。もしかすると、これまで同センターに一番長く滞在している日本人(外国人)かもしれません。写真は受入教員のSan Afri Awang教授です。 インドネシアは世界最大のイスラム教徒人口を抱える国で、このように学部内にもモスクが併設されています。神の前では全て平等ですので、教員・学生関係なく、同じように礼拝を行います。 本日から約1か月間断食月が始まりました。本日ジョグジャカルタは4:23(イムサック)から日没の17:39(マグリブ)まで断食で、イムサック前の午前3時ぐらいにサフールと呼ばれる朝食をとります。日中は飲食・喫煙等は禁止ですが、逆に夜は至る所に屋台が出て大変賑わっています。大学の構内も日没時には多くの屋台が出ていて、大勢の人で賑います。昼間は大変ですが、毎日夜はお祭りのようで、実際に見てみると多くの人が断食期間を楽しんでいるように感じます。 また日本の大学と異なる点として、学部に来るドレスコードが定められていることがあります。原則として襟付きシャツ・靴を着用し、Tシャツやサンダルの着用は認められていません。そのため、よくバティック(インドネシアのろうけつ染めのシャツ)を着て登校しています。 滞在先は、ガジャマダ大学の寮(Dharmaputra Residence)に滞在しています。こちらの寮にもかつて博士課程の交換留学・フィールド調査を通じて、約2年半住んでいました。そのため、多くの寮の職員や警備員とは顔馴染みです。彼らはとてもフレンドリーで、寮の環境もいいし、近くには洗濯屋、目の前には屋台と言うことありません。約1年半ぶりの寮生活ですが、多くの馴染みの職員がselamat kembali(おかえり)と出迎えてくれるのはとても嬉しく、留学当時が昨日のようです。 ジョグジャカルタはジャワ文化の中心地で、近隣にはボロブドゥールやプランバナンと言った世界遺産もあります。同時にジョグジャカルタは、多くの大学が集まる学生の町でもあります。物価も安く、治安も良いので、ガジャマダ大学は留学先として、素晴らしい大学だと思っています。今後、九州大学からガジャマダ大学に留学する学生が増え、両大学の学生・学術交流が更に活発になることを願っています。 トゥグ(ジョグジャカルタのシンボル) マリオボロ通り(ジョグジャカルタのショッピング通り) 王宮前広場 ボロブドゥール(世界遺産) プランバナン(世界遺産) 先週、受け入れ教員のAwang教授と隣接するグヌンキドル県へチーク私有林の視察に行ってきました。来週から村落に滞在しながらフィールド調査に入る予定です。調査が一段落しましたら、また更新したいと思います。
by jspsoverseas
| 2012-07-21 23:15
| Fujiwara
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