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アニョハセヨ。木質資源科学研究分野の長谷川です。9月より韓国の忠清南道の大田広域市(テジョン,Daejeon)にある国立忠南大学校に滞在しています。滞在も残り3週間になって,遅くなりましたが,韓国の研究生活の一部を紹介します。 忠南大学校のあるテジョンは韓国の中央部に位置し,KTX(新幹線)でソウルから1時間,釜山から1.5時間のところにあります。韓国第5の都市で人口は150万人ほどです。昔は儒城温泉で有名な農村地帯でしたが,政府の積極的な誘致活動でDaedeok Innopolisとよばれる開発特区が出来ました。忠南大学はもちろんのこと,大学,政府,政府研究所(軍の施設も含む),企業研究所などが数多くあり,アジアのシリコンバレーとも呼ばれています。首都機能の一部も移転しています。また,1993年に万博も開催されたこともあり,市内は綺麗に整備されています。日本に例えると筑波が似ている気がします。 キャンパスは広大で綺麗で,大学というより公園に思えます。サクラ,イチョウ,モミジなど様々な樹木が植えられていて一年中,四季を感じられます。現在は黄葉が終わり,紅葉が見頃です。一般の方も自由に散策をしています。ハード面での研究・教育環境は文句ないと思います。煮詰まったときはキャンパスの芝の上で寝転がれば,スッキリして良いアイディアも浮かぶのではないでしょうか? 写真は毎日お世話になっている農学部食堂の日替わりランチです。値段は3500W(約250円)と安く,野菜中心のメニューで体に優しく,美味しく食べられます。野菜不足になりがちな一人暮らしにはもってこいです。3ヶ月間のパワーの源です。でも,スパイシーなので食べ過ぎに注意です。 さて,忠南大学校のCollege of Agriculture and Life Sciencesは12学科があります。森林関連の学科はEnvironment and Forest resourcesとBiobased materialsの二つあり,私はBiobased materials学科に訪問研究員として籍を置いています。大講座制でスタッフは5人と少ないですが,木材乾燥,木質材料,木材保存,パルプなどの研究が精力的に行われています。 さて,今回の派遣では乾燥中の木材の変形挙動を非接触で捉えるためにデジタル相関法(Digital Image Correlation Method)を学びます。当たり前ですが,実験装置の使い方から,解析方法まで英語で指導を受けるわけで,一苦労ですが,苦に思わす楽しみながらやっています。 11月7日~8日にテジョンの儒城温泉でInternational Symposium on Agriculture, Food, environmental and Life Science in Asia 2012が開催され,九州大学,鳥取大学,忠南大学,江南大学が参加しました。九州大学からも教員・大学院生併せて30人強の方々が参加しました。私の専門とは離れていますが,シンポジウムのお手伝いもかねて参加してきました。MOUも更新し,よりいっそう2カ国4大学間の連携が強くなった気がします。来年は宮崎で開催予定なので是非参加してください。 さて,最初で最後のブログ更新になると思うので,簡単にまとめます。今回の派遣でお世話になった先生に仁川空港で開口一番,「3ヶ月間,研究ばかりしないで楽しみなさい。行きたいところがあったら,連れて行ってあげるから。」と言われました。最初は意味が分かりませんでしたが,残り3週間となった今,言葉の意味が分かりました。研究も大切ですが,時には旅行に出かけ異国の文化を知り,多くの人々に出会い,ソジュ(韓国の焼酎)を交わしながら,日本語と英語と韓国語を駆使して互いに話をする。仕事からプライベートな話まで。会話を通して,信頼関係を築き,共同研究まで話が進んだときもありました。そんな機会が得られたことが一番でした。韓国とは政治的には複雑ですが,研究の世界では無関係です。また,大学を離れても町中の人たちもお節介なぐらい親切です。今回の派遣で人とのつながりの重要性を再認識しました。あと残り3週間弱ですが,少しでも多くのことを吸収し,今後の研究・教育生活に役立てたいと思います。今回,3ヶ月間,韓国に派遣させて頂き本当に感謝しています。カムサハムニダ。
by jspsoverseas
| 2012-11-11 02:19
| Hasegawa
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